さて、昨日は
「セルロースファイバーのホウ酸は虫が嫌う家をつくるのに役立つ」という話でしたが、
本日ももう少しホウ酸の事をお伝えしたいと思います。
というのも、ホウ酸はゴキブリ以外にも効果のあるものがあります。
まずは「シロアリ」。
名前に「あり」と入っていますが、
白蟻は実はゴキブリの仲間なのだそうです。
ゴキブリ同様、ホウ酸を解毒できず死んでしまうのでおうちを守ることが出来ます。
また、シロアリは仲間が死ぬとその原因を避けるようになるので、
予防という観点でも効果があります。
次に「火」。
紙が原料でもセルロースファイバーに火が燃え広がっていかないのはホウ酸のおかげです。
石油から作った断熱材の多くは火がつくとどうしても火の勢いを大きくしてしまいますが、
セルロースファイバーの場合、火の直接当たった部分が黒く炭化することはあっても
瞬く間に燃え広がって火柱が!という事はありません。
万が一の場合には、逃げ出す時間を稼げます。
最後に「菌」。
ホウ酸は殺菌剤としても使用され、防腐効果があります。
柱や土台に散布すればシロアリ防止兼木材の腐りの防止にも役立ちます。
家の柱や土台が丈夫かどうかは
家がどのくらい長持ちするかを決める大きな要素の1つです。
ホウ酸は一度つけば半永久的にとどまり続けるので、
ずっとおうちの健康を保つことが出来ます。
ホウ酸は1つで何度もおいしい素材です。
みのやではセルロースファイバーとして入っているのはもちろん
土台や柱の防蟻・防腐剤として木材への直接散布にも使用しています。
耐震性や天災への備えを気にされる方であれば、
おうちに取り付ける金物や基礎だけでなく、
おうち自身の健康度を高める方向も気にされると良いですよ。
明日は唐突ですが、「玄関」についてです。
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