2014年9月16日火曜日

調湿する断熱材

本日はセルロースファイバーの特徴について。












何といってもまずは断熱性。

みのやで使用しているセルロースファイバーは古新聞を再利用したもの。

実際に近くで見ると新聞だった名残りの文字が見えます。

絡み合う新聞の繊維と繊維の間にたくさんの空気の層を作り、

外からの温度の影響を最大限遮ってくれます。

そして、この基本的な機能に加え、さまざまな特技を持っています。


まずは湿気の吸ったりはいたりを行います。

夏の暑いときは湿度も上がりがちですが、そんな時

セルロースファイバーは空気中の湿気を吸ってくれます。

逆に冬場は吐き出して湿度をあげてくれます。

OB様を訪問させていただいたときに何人もの方から

洗濯物の乾きが違う!とお聞きしているので、

共働きだから洗濯物は中に干すことが多い

という方にもかなり強力な助っ人になりますよ。


2つ目に防音性が高い。

柱と柱の間にシートを張ってその中に吹き込んでいくので

こっちの端やここの隙間には断熱材が入っていないという事がありません、

詰め放題のものすごくうまい人の袋詰め並みです(笑)

下の写真は先日の構造見学会での吹込み前と後の壁です。
(中央の縦1列だけが入っていません)

吹込み前




















吹込み後



















少しシートが張り出したのが分かるでしょうか?

現場で見るとこの写真よりさらにパンパン感があります。

この密度=重さが声や音を伝えにくくしてくれます。

次回は

「一人で家の中にいる時、出会いたくない虫No.1といえば?」

の答えに関する3つ目の特徴からご紹介です。


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